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「福祉サービスの質はだれも定義しようがない」

厚生労働省政策統括官付社会保障担当参事官室
第6回ナショナルミニマム研究会(2010.03.04)議事録
 駒村康平委員(慶應義塾大学経済学部教授):
  例えば福祉サービスというのはなかなか測定しにくいと、
  質だとよく言われるわけですよね、
  保育にしろ介護にしろ質を高めるんだと、
  現場の方も厚生労働省の方も言うんですけれども、
  じゃあ質って何ですかというと、
  これは質はだれも定義しようがないと。
  そうこうしているうちに市場規制緩和を進める方は、
  消費者満足度が質を指しているんだという話になってきて、
  サービス業としての福祉みたいな話になってきてしまうと。
  しかし、本当にその消費者満足度みたいなものが
  アウトプットと、質として考えていいのかというと、それは分からない。
  もしかしたら間違っている可能性もあるわけですね。
  そういう意味では、福祉の分野についても
  アウトプットの測定、質とは何なのかということを
  ちゃんと検証する努力をしてこなくて、
  結局インプットコントロールだけ、
  何をどれだけ投入したのか、
  そこにギチギチの会計基準や規制を組み込んで、
  インプットだけコントロールしてきたというのが
  状況じゃないかと思うんですね。

 

介護内容調査で虚偽報告 浜松の指定機関 県が全国初の行政処分/静岡県(2010.03.30読売新聞)