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2016.04.19 ハスカップ裁判・和解調書
メイル・ミニコミ「市民福祉情報」の無断有料転載をめぐる裁判について、
2016年4月19日、東京地方裁判所で、
市民福祉情報オフィス・ハスカップと有限会社ハヤカワプランニングの和解が成立しました。
和解の内容は、
①メールマガジン「市民福祉情報」の無断有料転載の事実を全面的に認め、
②原告(市民福祉情報オフィス・ハスカップ)に謝罪するとともに、
③謝罪広告の掲載を承認するとともに、その費用として和解金250万円を支払う、
というものです。
以下は和解調書全文です。

第3回弁論準備手続調書(和解)

事件の表示 平成27年(ワ)第21872号
期日 平成28年4月19日午後2時00分
場所等 東京地方裁判所民事第47部準備手続室
受名裁判官 沖中康人
受名裁判官 廣瀬達人
裁判所書記官 笠原慎吾
出頭した当事者等
 原告 小竹雅子
 原告代理人 南典男
 原告代理人 藤澤整
 原告代理人 貞光信義
 原告代理人 内田耕司
 原告代理人 大江京子
 被告代理人 松戸大介
指定期日

当事者の陳述等

当事者間に次のとおり和解成立
第1 当事者の表示
 別紙当事者目録記載のとおり
第2 請求の表示
 請求の趣旨及び原因は、訴状記載のとおり
第3 和解条項
 別紙和解条項記載のとおり

裁判所書記官 笠原慎吾

(別紙)当事者目録

[住所略]
原告 小竹雅子
同訴訟代理人弁護士 南典男
同 藤澤整
同 貞光信義
同 井堀哲
同 内田耕司
同 海野仁志
同 大江京子

[住所略]
被告 有限会社ハヤカワプランニング
同代表者代表取締役 早川浩士
同訴訟代理人弁護士 森本紘章
同 松戸大介
同 山岸哲平

以上

(別紙)和解条項

1. 被告は、原告に対し、本件和解金として250万円の支払義務があることを認める。
2. 被告は、原告に対し、前項の金員を平成28年5月20日限り、原告の指定する下記口座に振り込む方法により支払う。
 記[口座略]
3. 被告は、原告が、被告において第1項の金員全額を支払った日から起算して60日が経過する日までに、別紙謝罪広告目録記載1の謝罪広告を、同目録記載2(1)ないし(4)の要領で掲載することについて、異議を述べない。
4. 被告は、原告に対し、平成28年5月19日までに、別紙謝罪広告目録記載1の謝罪広告を、同目録記載2(5)及び(6)の要領で掲載又は送付する。
5. 被告は、平成16年7月15日から平成27年7月27日まで、約11年間にわたり、原告が作成したメールマガジン「市民福祉情報」(以下「本件記事」という。)の全部又は大半を、被告発行の有料会員向けメールマガジン「南船北馬」に無断で掲載し、独自情報であるかのごとく装って会員に提供してきたことを認める。
6. 被告は、原告が、介護保険を中心に社会保障全般の動きをいち早く市民に知らせるため、膨大な時間をかけて本件記事を作成し無料配信し続けてきたことの社会的意義を理解し、前項の行為が原告の著作権及び著作者人格権を侵害したことを認めて深く謝罪するとともに、今後二度と同様の行為を行わないことを確約する。
7. 被告は平成16年7月15日から平成27年7月27日までに本件記事の全部又は一部を掲載した被告発行の有料会員向けメールマガジン「南船北馬」を複製、頒布又は公衆送信(送信可能化も含む。)しない。
8. 被告は、その所有し又は管理する全てのコンピュータ及びCD-ROМ、光磁気ディスクその他一切の記録媒体から、本件記事の全部若しくは一部又はそれらの複製物に係るデータを抹消する。
9. 被告は、直接・間接を問わず、また、名目の如何を問わず、原告が和解成立日以降に作成するメールマガジン「市民福祉情報」の記事の全部又は一部を使用したメールマガジン、ホームページ、ブログ、書籍等(媒体の如何を問わない。)を作成、複製、頒布又は公衆送信(送信可能化も含む。)しない。
10. 原告は、その余の請求を放棄する。
11. 原告及び被告は、原告と被告の間には、本和解条項に定めるほか何らの債権債務の存在しないことを相互に確認する。
12. 訴訟費用は各自の負担とする。

以上

(別紙)謝罪広告目録

1.掲載の内容

謝罪広告
 弊社は、2004(平成16)年から11年間にわたり、非営利市民活動を行う市民福祉情報オフィス・ハスカップのメールマガジン「市民福祉情報」を、弊社発行の有料会員向けメールマガジン「南船北馬」に無断で掲載してきました。
 「市民福祉情報」は介護保険を柱に社会保障全般の動きをいち早く市民や介護関係者に知らせるため、膨大な時間をかけて作成し無料配信を続けてきたものです。それを弊社の独自情報であるかのごとく装って会員に提供してきたことを深くお詫びします。
 今後は非営利市民活動により提供された無償の情報等を転載・悪用しないことを誓約いたします。

平成 年 月 日
[住所略]
有限会社ハヤカワプランニング
代表取締役 早川浩士

なお、上記広告中、空欄となっている年月日には、新聞等が発行された日等の日付を表示するものとする。

2.掲載の要領

(1)株式会社毎日新聞社が発行する日刊新聞「毎日新聞」朝刊の広告欄
  ア 広告の大きさ[略]
  イ 使用活字[略]
  ウ 掲載回数 1回
(2)株式会社福祉新聞社が発行する週刊新聞「福祉新聞」の広告欄
  広告の大きさ等は、(1)に準ずるものとする。
(3)株式会社環境新聞社が発行する週刊タブロイド紙「シルバー新報」の広告欄
  広告の大きさ等は、(1)に準ずるものとする。
(4)株式会社日本医療企画が発行する雑誌「介護ビジョン」の広告欄
  広告の大きさ等は、(1)に準ずるものとする。
(5)株式会社ハヤカワプランニングのウェブサイト
  ウェブサイトのトップページに、謝罪広告の全文を、テキストにて、視認しやすい文字色及び背景色にて12px以上のフォントサイズで表示するものとし、XGAの解像度のディスプレイで表示した時にスクロールすることなく謝罪文本文全てが表示される位置に表示すること。
  掲載期間:1年間
(6)有限会社ハヤカワプランニングが有料会員宛に発行するメールマガジン
  謝罪広告の全文を、メール本文の最上部に記載したメールを、和解成立時の有料会員全員及び過去の有料会員中メールアドレスが判明する者に対して送付すること。

以上