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PC2018-004 「生活援助」と「身体介護」を一本化することを求めます!
PC2018-004 「生活援助」と「身体介護」を一本化することを求めます!

1.「生活援助」と「身体介護」の区分は、曖昧模糊としている実態があります。
 ある事業所では、「生活援助」と「身体介護」をひっくるめて「身体介護」として扱ったり、費用の上限との関係で逆に「身体介護」に当たるケースでも「生活援助」として実施(1人暮らしの認知症の方への見守り、声掛け、食事援助など)したりということがあります。
 その原因は、本来分けがたいサービスを無理に区分している、という制度発足時からの問題があります。これを1本化するべきです。
 厚生労働省は、「生活援助」と「身体介護」の区別について、ほとんど唯一の規定である「訪問介護におけるサービス行為ごとの区分等について」を新年度からの報酬改正とかかわって改正するとしていたにもかかわらず、4月になっても、まだ内容を明らかにしていません。
 現行どおり区別したままにするときは、多数回利用の判断を地域に丸投げ(市町村や地域ケア会議ごとに判断が分かれる)する前に、上記のような事例についての基本的な見解を示してください。

2.1日1回以上の訪問介護の利用が必要な場合とは、「身体介護」に置き換えられるケースが多いと思いますが、その場合に利用料が高くなり、上限額を超えてしまう場合が出てくる問題をどう解決できるか、介護支援専門員や訪問介護事業者の実情をふまえた意見に耳を傾けていただくよう要望します。
 1カ月あたりの利用回数を規定せざるを得ないとしても、「要介護1」の方の回数は当面「31」(1日1回まで可能)以上にすべきと考えます。

3.行政の中にも具体事例に適応できる解釈が定着していない状態で、地域と「地域ケア会議」に丸投げしても混乱するだけです。
 実際に起こることは、介護支援専門員の自主規制で「生活援助」の回数制限だけが進行し、「生活援助」か「身体介護」の判断が微妙な場合など、利用者と家族にしわよせがいくことになりかねません。

4.「生活援助」か「身体介護」という、本来分けがたいサービスを無理に区分しているという制度発足時からの問題があります。
 改めて、これを1本化することを求めます。