介護保険制度を中心とする行政情報、各地の市民活動団体の活動などを紹介しながら、みなさんとともに「市民福祉」を考えていくサイトです。

質問3. 対象者、認定者のみなさんの暮らしはどうなっていますか?
質問3 チェックリスト対象者、要支援認定者、要介護認定者のみなさんの暮らしはどうなっていますか?

デイサービスを自主的に休む利用者の状態
[市民活動団体]
□デイサービスは、感染予防や同居家族がいることで、自主的に休む利用者が多いそうです。
□休んでいる利用者では、運動不足、規則的な生活が送れず曜日の感覚などがなくなっているそうです。
□ホームヘルプ・サービスを利用していた認知症の人で、感染を恐れて、希望して施設に入所したケースがあります。
(東京都D市 2020.05.18)

閉じこもりの弊害が出ています
[NPO事業所]
□デイサービスのほか、小規模多機能型居宅介護の通いの縮小があり、閉じこもりで鬱状態、歩けなくなった、水分不足で尿がでない、家族が煮詰まる、といった弊害が出ています。
認知症デイサービスは一律、週1回の利用に限定していましたが、事情によって増やす対応もしています。感染を心配して、いったんは通いを中止していたが、再開したケースもあります。
□認知症グループホームは2月中旬から家族の面会をお断りしています。
ボランティアも休止、買い物などの外出も限られるため、気分転換がうまくできず、利用者どうしのささいなトラブルが増えています。
(埼玉県C市 2020.05.14)

電話確認をしています
[自治体議員]
□サービス提供事業所、地域包括支援センターともに初回認定の対象者や心配のある利用者には電話などで確認を行っています(国から直面談は行わないようにとの通知があるため)。
□事業者団体がアンケートを行っているので、確認しているところです。
(愛知県B市 2020.05.11)

サービス必須の人は利用継続
[NPO事業所]
□利用者の感染に関する認識はそれぞれで、自宅の環境が整っている方は自主的に利用を休んでいます。
デイサービスの利用者は減少しているようです。
しかし、サービスを利用しなければ生活に何らかの支障をきたす方が多く、利用を継続しているようです。
(宮城県A市 2020.05.11)

閉じこもる生活です
[NPO事業所]
□総合事業サービスの利用者ひとりひとりによって違いますが、人との接触を怖れて閉じこもる生活で、フレイル傾向があります。
(東京都F市 2020.05.10)
※フレイル=加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能等)が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態

本人ではなく、介護する側の都合
[NPO事業所]
□改めて考えると、避難的にショートステイをご利用の方のお気持ちがくみ取れておらず、お答えできないです。
判断能力に乏しい方は、介護する側で対策してしまっています。
(東京都I市 2020.05.10)

相談は増えています
[ケアマネジャー]
□感染の不安があり、マスクや消毒液が手に入らないなどの相談は増えています。
もともと外出が少ないため、変化なく生活されている人もいます。
(東京都G区 2020.05.08)

困りごとの相談はありません
[自治体議員]
市の担当者に聞きました。
□4月30日現在、特に困りごとの相談などは入ってきていません。
連休中もケースワーカーが待機し、相談対応を行うことにしています。
(神奈川県C市 2020.05.08)

消毒液をもらいに行けません
[NPO事業所]
□歩行困難な高齢者は、日々の回覧板や宅急便などの受け取りによる感染を恐れています。
市では次亜塩素酸水を市民ひとりにつき500mlのペットボトル1本分を無料配布していますが、遠くて取りにいけません。
連休明けからは配布場所を2か所から10か所に拡大し、市内小中学校で受け取れるようになりましたが、配布会場に駐車場がなく自力で行けないとがっかりしていました。
(神奈川県C市 2020.05.08)

サービスを休む利用者が増加
[自治体議員]
担当課長の回答です。
□感染を心配し、デイサービスやホームヘルプ・サービスを休む利用者が増えました。
その他、「通いの場」がなく、他者との交流がなく、退屈やさびしさを感じている利用者もいます。
□家族との交流機会も奪われており、不安に感じている利用者も多い(なんとか自分で頑張ろうとしている)。
□最低でも月1回は、モニタリングを電話で行い、様子をうかがっているが、新型コロナウィルス感染予防対策の実施前と現在を比較し、体調不良の増減はないと思っています。
また、高齢者側から訪問を要望された場合は、感染症予防対策を徹底の上、訪問して様子を確認しています。
□「軽度者」の中にはサービス利用を自粛している人も多く、不活発になっている。
他者との接触を控えているため、異常の早期発見がしにくい状況です。
その一方で、今までヘルパー支援を受けていた人がサービス利用を休止して、ご自身でできる範囲で行っており、自助努力で生活継続ができている人もいます。
(東京都F区 2020.05.08)
※モニタリング=観察すること。介護保険では通常、ケアマネジメント(第1号介護予防支援事業、介護予防支援、居宅介護支援)で、利用者や介護家族、サービス提供事業所から、定期的にサービスの利用状況について聞き取り調査を行うことをさす。

継続と利用控え
[NPO事業所]
□要支援1、70代で、ひとり暮らしの方は訪問型サービスの利用を継続しています。
□要支援2、80代の方は、週1回のデイサービスの利用を継続しています。
配偶者も含めて、闘病中の子どもが在宅介護しています。
□要介護1、80代で、サービス付き高齢者向け住宅に入居している方は、認知症の方は週2回のデイケアと週1回のデイサービスを休止し、定期巡回・随時対応サービスに切り替えました。
□要介護2、80代で認知症の方は、週3回のデイサービスの利用を継続しています。
区分変更を申請中です。
□要介護3、80代で、家族が介護している方は週5回のデイサービスを減らしました。
(東京都E区 2020.05.08)

おおむね落ち着いている様子
[自治体議員]
□デイサービスの利用者が休んでいる場合、体力の低下が懸念されます。
感染を恐れて利用を中止している方も含めて、おおむね落ち着いている様子です。
(東京都E市 2020.05.08)

不気味なほどひっそりしています
[自治体議員]
□まったくつかめません。
不気味なほどひっそりと、自宅にこもっているようです。
地域包括支援センターもおどろくほど相談がないということでした。
緊急事態宣言が解除された後がおそろしいです。
(千葉県D市 2020.05.08)

ホームヘルプ・サービスは利用が減ることはありません
[自治体議員]
事業所に聞いてみました。
□デイサービスの場合、軽度者ほど現状を踏まえて、外出を避け、お休みをする傾向があります。
家族が対応できる方だと思われます。
介護量の多い方、独居の方、認知症傾向の方は、ご本人、ご家族ともに必要なサービスとして利用を継続しています。
□ホームヘルプ・サービスは利用者の暮らしに直結しているので、利用が減ることはなく、むしろホームヘルパーが買い物代行の際、必要な品物が手に入りにくい、時間がかかるなどの報告があります。
(埼玉県E市 2020.05.07)

怖がってのサービス自粛
長期化すると家族介護に限界が
[ケアマネジャー]
□要支援の利用者のなかに、ご自身の身体も思うようにならないのに、働いている子どもたちに替わって、休校中の孫の面倒をみています。
□ぜんそくがあり、ひとり暮らしの費とでは、感染が怖いからと一歩も外に出ない生活を送っています。
買い物は知人や子どもに頼み、玄関先に置いてもらっています。
月2回のホームヘルパーの訪問は受け入れています。
□家族がいる場合はいいのですが、ひとり暮らしの方は誰ともしゃべらない日が続いてしまうので、電話で誰かとお話しすることを勧めています。
□感染が怖いからとデイサービスの利用をずっとお休みしている人もいます。
そういう方はホームヘルプ・サービスなど訪問サービスも拒否します。
□また、家族が同居しているため、デイサービスを利用しなくても何とか介護してもらっている方も何人かいますが、長期化すると家族に限界が来るのではないかと思っています。
(栃木県B市 2020.05.07)

足は弱ってきている印象
[介護家族]
□母親がチェックリスト対象者ですが、「通いの場」に通えなくなり、自宅で新聞やテレビをみたり、編み物をしたりして過ごしています。
足が弱らないように、家にあるエアロバイクを毎日使ってもらっていますが、足は弱ってきている印象です。
たまに兄弟姉妹が電話をかけてくれて、おしゃべりをしています。
(栃木県B市 2020.05.07)

介護家族が疲労しています
[市民活動団体]
□認知症の本人がマスク着用を嫌がる、外出禁止で体力が落ちている、交替要員がいないので家族介護者が疲労しているなどの相談があります。
□70代のピック症の女性は要介護2で、配偶者が毎日、ドライブに連れ出してスーパー銭湯などに行っていましたが、すべて閉鎖になり、在宅で暴れています。
遠方に暮らす子どもは毎月、遠距離介護に来ていましたが、外出自粛になり、通うことができなくなりました。
介護者は疲労していますが、デイサービスを申し込んでも、ピック病は大変だと断られ、自暴自棄になっています。
(富山県A市 2020.05.06)

感染への恐怖心が心配です
[NPO事業所]
□比較的、軽度の方たちがサービスを停止していますが、家族などでの対応が見られます。
感染には恐怖心があるようで、心配しています。
(栃木県B町 2020.05.05)

デイサービスはありがたいと実感
[利用者]
□私は要介護1で今まで週に2回か3回、デイサービスにいってましたが、5月より、自分のことが自分でできる人は自粛してくれということで、週に1回程度になりました。
心配なのは、機能訓練とマッサージが、できないことです。
私が通っているデイサービスは今のところ、該当者はでていませんので、「3蜜」を避けることはしています。
でも、今は午前中に必ずしていた体操とマッサージと機能訓練ができないし、家にひとりでいると、機器を使う機能訓練がないから、ひとりでする体操もいい加減になるし、後退していると感じます。
午後は絵手紙とか習字の時間で、趣味として家でもできますが、道具をデイサービスに置いてあるので、中途半端ですし、残念です。
早く緊急事態宣言が解除にならないかと思います。
また、サービスでは栄養に配慮した昼食が出ますし、ひとり暮らしですと、食べるものもいい加減になるので、それも安心なところです。
送迎もありますし、足の悪い要介護者としては、本当にありがたいシステムだと実感しています。
(大阪府A市 2020.05.05)

利用者が「自粛」する理由
[市民活動団体]
□80代の要支援2の利用者は、これまで週2回、デイサービスを利用していました。
しかし、送迎車が密なのと、時間が長いことが気になり、また、介護職員はマスクをしているけれど、利用者は誰もしていないこともあり、お休みしているそうです。
1ヵ月通わなければ、利用料も発生しないと思うとのことです。
□70代の要介護2の利用者は、病院でリハビリテーションを受けていましたが、院内感染が気になるので2ヵ月ほど休んでいるそうです。
(東京都D市 2020.05.04)

さまざまです
[NPO事業所]
□「声の訪問」では、「毎日テレビばかり観ていて、話す相手がいない」というひとり暮らしの方がいます。
一方で、プールに通えなくなったので、毎日3000歩と決めて歩いている80代の方もいます。
買い物に行けないので、配達をしてもらえる生協に加入した人もいます。
(栃木県A町 2020.05.04)

大きな変化はありません
□総合事業サービス、給付サービスともに休業しているとろこがないため、大きな生活の変化は見られていません。
(栃木県A市 2020.05.02)

閉じこもる人と喫茶店に行く人
[自治体議員]
□市民活動団体のメンバーとして、通所型サービス利用者の個別訪問を行いました。
たった1ヵ月の休止でも、足腰が弱ってきているのは明らかで、散歩などに出ることもない高齢者が多い状況です。
□新型コロナウィルスのことを気にしすぎて、薬がないと眠れないという人もいます。
一方で、喫茶店文化が盛んな土地柄なので、感染への危機感が低く、喫茶店に通っておしゃべりしている人もいます。
(愛知県A市 2020.05.02)

毎日の検温が困難
筋力の低下や栄養状態の悪化が心配
[NPO事業所]
□みなさん、情報が正しく伝わっていないため、非常にこわがっています。
□ホームヘルプ・サービスの利用者には、毎日の検温をお願いしていますが、体温計のない方や、家族に検温の協力をお願いできないなど、さまざまな事情があります。
□デイサービスを自主的に休止していたり、利用回数の縮小により、筋力の低下や栄養状態の悪化が心配です。
最低限の食を守るため、買い物支援を提案していく予定です。
(千葉県B市 2020.05.01)

「自粛」が増えています
[NPO事業所]
□利用者や家族が自粛している例が、多くみられます。
特に4月23日、岡江久美子さんが死亡して以降、自粛傾向が強まっています。
(東京都A区 2020.05.02)

デイサービスの利用控え
中止による認知症の人のトラブル発生
グループホームの面会禁止による不安
[市民活動団体]
□基本チェックリスト対象者の人についてはわかりません。
要支援、要介護の人は利用控えや、回数を減らしているケースが多いようです。
働きながら介護している家族では、新型コロナウィルスで収入が減ったため、家族が在宅の時はデイサービスの回数を減らしたケースがあります。
ところが、家族が目を離したすきに、本人はいつも通りデイサービスに出かけようとして、外に出てしまい、道に迷い、転倒して、緊急搬送されて15針も縫うケガをしてしまいました。
施設を利用している場合は、ほぼ面会禁止になっています。
グループホームを利用している人で、家族と会えないまま過ごすしかなくなり、結果的に認知症の症状がすすんで、BPSDが出現し、薬の処方を事業所が求められた人がいます。
また、グループホームからテレビの購入をお願いされたそうです。
食堂、居間での「3密」を防ぐために、自室に滞在してもらうため、テレビを購入してほしいとのこと。
面会禁止のなかで、どのようなケアが行われているのか心配になっているという相談を受けました。
(埼玉県A市 2020.05.01)

それなりに、しのいでいます
[市民活動団体]
□みなさん、それなりに家庭でしのいでいます。
(東京都B区 2020.05.01)

筋力、認知機能の低下がみられます
[NPO事業所]
運営している通所型サービスの利用者(事業対象者、要支援認定者、要介護1)のみなさんは、市内の公共施設が閉館しているため、さまざまな活動が中止となり、外出自粛に伴い、家にいる時間が長くなり、筋力低下、認知機能の低下がみられる方が増えています。
特に活発に活動をされていた元気高齢者の方は、ギャップが大きく、家の中でつまずきもあったそうです。
家で暮らすことに不安をもつようになった80代の利用者もいます。
(東京都C市 2020.04.30)

とくに変化はありません
[NPO事業所]
□私たちが知る範囲の人たちの暮らしには、変化は見られません。
(千葉県A市 2020.04.28)

コミュニケーションの機会が減少
デイサービスはお休みが多い
[市民活動団体]
当区の事業所に聞きました。
[J事業所]如実に外出の機会が減っています。
家の中で過ごしているため、体力が低下していると思われます。
体力維持のためにデイサービスを利用するか、命を守るために体力低下=廃用症候群の心配をするか、家族も悩んでいます。
[K事業所]ホームヘルプ・サービスの提供時間や訪問回数の削減で、独居の方はホームヘルパーとの会話の時間が減り、ケアマネジャーが訪問した時に会話を求めるケースが多く、ケアマネジャーの訪問面接の時間が長くなっています。
他者とのコミュニケーションを求めている様子がうかがえます。
また、コミュニケーションの機会が減り、イライラされている方や、「なんでヘルパーが来ないんだ」と怒る方もいます。
家族が同居している利用者のなかには、在宅勤務や休校などで家族が家にいるため、気をつかい、ストレスも感じている様子の方もいます。
[B事業所]不安を感じられる方は多くいらっしゃいます。
肺に疾患をお持ちの方など、違う症状が併発するおそれのある方は、デイサービスをお休みしています。
[C事業所]デイサービスの79人の利用者のみなさんは特段お変わりありませんが、5月6日までお休みされている方が12名いらっしゃいます。
[D事業所]大事をとって、デイサービスをお休みしている利用者もいます。
[E事業所]総合事業サービスの対象者は身体が動き、自力で健康維持に努められるので、感染防止のために通所型デイサービスを停止されている率が高いです。
特に、50代のお子さんがいる利用者の停止率は高く、お子さんの在宅勤務度と一致している気がします。
要介護認定を受けている方は、自力での外出が要支援認定の方に比べてままならないので、デイサービスの停止率は低いです。
ただし、持病をお持ちの方は停止されています。
また、独居の方のデイサービス停止率が高いです。
感染した時に独りで療養しなければならないので、自衛されているのだと思います。
[G事業所]ほとんど変わりはない状況です。
[H事業所]特にヒアリングしていません。安全のために、デイサービスを自粛していると認識しています。
[I事業所]ほとんど変わりがない状況です。ただし、徐々にマスクをつけてくる利用者が増えています。
(東京都C区 2020.04.28)