介護保険制度を中心とする行政情報、各地の市民活動団体の活動などを紹介しながら、みなさんとともに「市民福祉」を考えていくサイトです。

質問4. 困っていること、悩んでいることはなんですか?
質問4. 感染拡大のなかで困っていること、悩んでいることはなんですか?

「ステイ・ホーム」の影響
[前自治体議員]
□介護保険課長からは、このコロナ禍で、利用者が介護サービスを利用せずに自宅に籠っていることだとの回答がありました。
「ステイ・ホーム」を呼びかけられて、また、本人も感染したくないのでしょうがいないと考えている面がありますが、認知症の症状が進んでしまうのではないかと危惧しているとのことでした。
(東京都H区 2020.05.21)

感染発生への不安
[市民活動団体]
市内では感染者の発生はまだありませんが、いくつかの事業所に状況を聞きました。
みなさん、がんばって仕事をしていますが、先の見通しがないこと、終息後の心配をしています。
□デイサービスの一部は、利用者が若干減少しています。
新型コロナウィルスの流行はまだしばらく続くと考えられるが、感染者が発生したら大騒ぎになってしまいます。
□集団感染が起きた場合、東京都や国の力を借りるしかありません。
□新型コロナウィルスの流行は長期になりそうなので、感染者が出ることが不安です。
感染者が出ることは休業、廃業につながりかねません。
□収入減の補てん、事業の復旧が可能かということが心配です。
(東京都F市 2020.05.19)

介護家族の負担増
新規の認定申請が減少
地域包括支援センターへの相談もほとんどなし
[市民活動団体]
□ケアマネジャーに聞いたところ、家族介護の負担が大きくなり、心配しているそうです。
また、地域包括支援センターとともに、新規のケアマネジャーの確保がむずかしくなっているそうです。
デイサービスを休んでいる利用者の体力低下も心配されています。
□地域包括支援センターでは、新規の介護保険の申請者が少なくなり、自粛期間中、電話相談がほどんどないとのことです。
□介護家族からは、公衆浴場が閉鎖となり、本人の楽しみがなく、介護負担が増えているとの声があります。
また、介護を続けることで精いっぱいで、弱音すらはけない家族がいるとのことです。
□市の介護保険事業計画策定委員会は4~5月は書面会議になり、私たちも会合を開けない状況ですが、情報を共有しながら、他団体と連携していきたいと思っています。
(東京都D市 2020.05.18)

責任者クラスが過重労働に
[NPO事業所]
□いつ収束するのか不明のなか、医療機関や近隣で感染者が出ています。
利用者や介護スタッフが感染する可能性は大きいです。
当面持ちこたえる経営的な体力はありますが、長期化し、感染が起きたら非常に厳しいのは明らかです。
□デイサービスの中止は、要介護者の生活リズムを崩し、フレイル化を招いています。
□ホームヘルパーのなかでも、特に若い層は、子どもの保育園や学校が休みになり、働くことができません。
いつもの夏休みなら、事務所で子どもたちの一時預かりをしていますが、今はそれもできません。
高齢層はリスクが高いため、休みたがっています。
利用者に発熱などがある時には、サービス提供責任者や副責任者などが重装備で対応しているため、一部の職員に負担がかかっています。
(埼玉県C市 2020.05.14)

要支援認定者を絞っていないか
[自治体議員]
□事業所では老人保健施設の感染者が他のサービスも利用していたところから危機感を持ち、市内施設で感染者が出た場合、相互救援を行うためのガイドラインを5月初旬に作成しました。
今後、医師会にも理解を求めていく予定だそうです。
市にもガイドラインについての理解を求めているところです。
□総合事業サービスを専門としている事業所からは、昨年度以降、十分な説明もなく、地域包括支援センターなどに対して、新規の対象者を絞るように市が圧力をかけているように感じるとの声があるため、事業者団体では来年度予算編成の前に市との話し合いを検討していると聞いています。
議会質問などで取りあげて、改善を求めたいと考えています。
(愛知県B市 2020.05.11)

職員不足と精神的ケアの必要性
看取りの面会禁止
[NPO事業所]
□介護職員のなかには、休校になっているため出勤できない、あるいは感染が不安で出勤できないケースが出てきており、職員不足になっているとともに、精神的なケアが必要になっています。
□ほぼすべての病院や高齢者施設、サービス付き高齢者向け住宅などが、外部者の入室を拒否しています。
本人も周囲の人も感染者でもないのに、ケアマネジャーだけでなく家族も本人と面会できません。
看取りの状態になっても面会できず、家族に看取られることなく亡くなる方もあり、どこにもぶつけることができない家族の憤りは計り知れません。
(宮城県A市 2020.05.11)

高齢・障害の現場はひとつ
[NPO事業所]
□行政の姿が見えません。
ホームヘルプ・サービスでは介護保険も障害福祉サービスも兼業、兼任しています。
行政が縦割りでも現場はひとつです。
現場からみると、無駄なことが多くて困っています。
(東京都I市 2020.05.10)

「外部の目」がなくなっています
[市民活動団体]
□介護相談員として施設を訪問していましたが、3月から休止です。
介護相談員の報告から、市が指導に入った施設もありましたし、家族が1日おきに面会している施設もありました。
まったく面会ができないので、中の様子がわかりません。
外部の目がなくなった今、どうなっているのだろうかと不安に思うことがあります。
(東京都H市 2020.05.10)

迷うことが多いです
[NPO事業所]
□通所型サービスの時間短縮による、非常勤職員の減収に対する補償が必要になっています。
□利用者、職員に微熱が出た場合の判断に迷います。
□ひとり暮らしで、ご本人が検温や体調管理ができない場合のホームヘルパーのリスク管理はどうしたらいいか悩みます。
□ホームヘルプ・サービスは、ひとりでも感染者が出た場合は、休業する予定です。
(東京都F市 2020.05.10)

ケアマネジャーの情報格差
[ケアマネジャー]
□ケアマネジャーに情報格差があり、対応の方法や不満などが異なります。
□サービスの利用がなく、給付が発生しないため、収入減になっている居宅介護支援事業所があります。
□介護保険をはじめ福祉のあり方が今後、変化していくと感じています。
有事の対応力が今後、生き残る力ではないかと思います。
(東京都G区 2020.05.08)

ケアマネジャーに判断を委ねられることがあります
[ケアマネジャー]
□利用者のなかには、日頃、微熱や発熱を繰り返している方がいらっしゃいますが、微熱、発熱があると一律に2週間の利用を見あわせるように言う事業所が数か所あります。
どこまでサービスの利用を控えてもらうのか、事業所によって判断がまちまちです。
利用者のお孫さんが通っている保育県の保育士が濃厚接触者になった、家族が発熱して2~3日様子をみるように言われたなど、さまざまなケースがありますが、その判断をケアマネジャーに委ねられることがあります。
(山梨県A市 2020.05.09)

行政と事業所の危機感の落差
[自治体議員]
□ホームヘルプ・サービス事業所などに聞き取りをすると、現場は防護服もなく、マスクも不足しているというリアルな声が寄せられます。
市の担当者には危機感が薄いと感じています。
行政が自ら事業所の困りごとなどを聞き取りすべきではないかと思いますが、多忙のため、できないのでしょうか。
(神奈川県C市 2020.05.08)

ホームヘルパーの防護服もマスクも足りません
[NPO事業所]
□事業所内で実施していた健康体操は、利用者の感染防止のため休止しています。
楽しみに通っていた利用者に申しわけないと思っています。
□ホームヘルパーには防護服もマスクも足りません。
国から届けられたマスクは小さくて、感染防止になるのか疑問です。いつ感染するかヒヤヒヤしながら、仕事をしています。
また、サービスの依頼が減り、事業が成り立つのか心配です。
(神奈川県C市 2020.05.08)

感染リスクへの不安
[NPO事業所]
□筋ジストロフィー疾患のある利用者にホームヘルプ・サービスを提供していますが、ホームヘルパーの電車で移動中の感染リスクが心配です。
また、休校のため、子どもが家にいるため、通常より時間がかかっています。
接する時間も増えるので、感染リスクも高くなります。
□利用者の買い物代行を行うときは、価格が安いスーパーを使うように指定されています。
しかし、混みあっているため、会計を済ませるまで2時間もかかってしまいます。
比較的すいている近くのスーパーを利用したいのですが、生活保護を受給しているため、利用者に納得してもらえません。
(神奈川県C市 2020.05.08)

消毒液が不足しています
病院内まで介助できません
[NPO事業所]
□高齢者の移動サービスを主に行っています。
ケアに使用する車両の消毒用に必要なので、市と何度も交渉してやっと車両4台分の次亜塩素酸水をもらいましたが、車内消毒ですぐなくなってしまいます。
□病院への送迎は、普段なら車いすで建物内までお連れしますが、感染リスクを防ぐため、現在は中には入りません。
病院内では、看護師に付き添いをお願いしています。
(神奈川県C市 2020.05.08)

事業所の収益が下がると社会全体の悪循環に
[自治体議員]
担当課長の回答です。
□所属する社会福祉法人によりBCP(事業継続計画)の考え方が様々である。
この状況を災害時に準じて考えている法人もおり、その法人の職員は感染にさらされている身体的、精神的不安(不満)感が強まっています。
□高齢者のADL(日常生活動作)低下、廃用が懸念される。
異常の早期発見ができず、かなり悪い状態になって発見され、手遅れにならないか心配です。
□サービス事業所の収益が下がり、事業継続ができなくなるところも出てくるのではないか。
そうなると利用者へのサービス提供もできなくなり、社会全体の悪循環になります。
(東京都F区 2020.05.08)
※BCP=経営資源の使用不能等により多くの業務に支障がでる状況下における事業継続のあり方(方針整備・課題抽出・対策整備・対応フロー整備等)を、「全体最適」の観点で整理する計画のこと。
※ADL=日常生活を送るために最低限必要な日常的な動作のことで、運動ADL(食事などのセルフケア、排泄、移乗、移動)と認知ADL(コミュニケーション、社会認識)の指標がある。

介護家族の苦渋の選択
[NPO事業所]
□デイサービスの休業の影響で、介護する家族は本人の「感染リスク」と、利用を休止した場合の「身体機能や認機能低下のリスク」を天秤にかけ、利用を控えたり、利用回数を減らすなど、苦渋の選択を強いられています。
□ダブルケアラーや自身が闘病中の家族もいることから、介護家族への負担増が懸念されます。
(東京都E区 2020.05.08)

地域包括支援センターの悩み
[自治体議員]
□地域包括支援センターの職員に聞いたところ、
①接触ができないので、リハビリテーションがやりづらい、
②直接訪問ができないのでもどかしい、
③買い物代行の情報を知らせているが、インターネットになれていないため、家族の助けがないと利用に至らない方もいるので、今後は対応策をとる必要がある、
とのことでした。
(東京都E市 2020.05.08)

情報がありません
心がぎすぎすしています
[自治体議員]
□情報が入らないことです。
人と会わないと、こんなに情報が入らないものかと驚いています。
知らない間に亡くなられた方もおいででした。
□全体的にストレスがたまっているのか、「マスクをしないやつがいる。団地で貼り紙しろ」とか「子どもは公園で遊ぶな」とか、心がぎすぎすしているような気がします。
早くおわってほしいです。
コロナを怖がりすぎて、いろいろな無理が今後、出てくると思います。
(千葉県D市 2020.05.08)

衛生用品不足が悩みです
[自治体議員]
事業所に聞いてみました。
□業務上、利用者への感染リスクが一番の心配ごとです。
もちろん、職員もそれぞれの家族の協力のもとに、最大限の注意を払っていますし、自分の身を守ることを考えるように指導しています。
それには、衛生用品が欠かせず、マスクはかなり補充できていますが、消毒液や防護服などの不足が現在の悩みです。
(埼玉県E市 2020.05.07)

給与保障はいつまでできるか
グループホームはどうしたらいいかわかりません
[NPO事業所]
□デイサービスに感染者が出て、閉鎖した場合、職員には100%の給与を支払う予定ですが、いつまでできるか。
□グループホームは、感染者が出たら、どうしたらいいかわかりません。
認知症の利用者が入院できるなんて、とても想定できません。
グループホームで看ていることも難しいでしょう。
感染者を出さないことしか、考えられません。
□スタッフには注意事項を出してありますが、教会関係者のスタッフにはお休みをしてもらっています。
教会には外国人が多く来るので、不安があるからです。
給料は例月並みに出しています。
□グループホームでは、家族には2月くらいから、面会謝絶をお願いしています。
ちょっと難しくなった入居者さんも出てきました。
早く家族に会わせたいです。
引きとることのできる家族は皆無と言えますから、祈るしかありません。
(千葉県C市 2020.05.07)

地域での助けあいはできない
不安だらけの毎日の業務
接触しないわけにはいかない介護の現場
[ケアマネジャー]
□利用者宅への訪問は必要最低限にして、電話での安否確認をしています。
訪問する場合もマスクを着用し、2メートルの間隔をあけて話すようにしています。
自分が感染源となってはいけないと常に意識しています。
サービス担当者会議は、照会で済む場合は照会にしています。
□会議や研修会などはすべて中止となり、「地域包括ケアシステムの構築」が叫ばれてきましたが、地域での助けあいはできない状態になっています。
□一番心配なのは、身寄りのないひとり暮らしの高齢者です。
□デイサービスは、はっきり言って「3密」です。
手洗いや消毒、こまめな換気などを行ってはいますが、ひとりでも感染者が出たら営業は停止、代替えもできなければ「介護崩壊」になります。
この先どうなるのか、不安だらけのなかで毎日の業務をこなしているといった感じです。
マスクや消毒液の品薄状態も不安材料のひとつです。
□「介護崩壊」とならないためには、私たちの行動にかかっていると言われていますが、接触しないわけにはいかないのが介護の現場です。
(栃木県B市 2020.05.07)

介護者のストレス対策
認知症の人の不穏状態
[市民活動団体]
□すべての公共施設が閉鎖され、家族会や研修会が中止になり、介護者のストレスが増大しています。
うつ状態になる人も多く、電話相談を拡大して対応しています。
公共施設の閉鎖は全国一律ではなく、対策を取ったうえでの柔軟な対応も必要だと思います。
□3月13日、介護する家族が感染した場合の対応や、介護施設や病院の「面会制限・禁止」について、都道府県や各市町村、議員などに緊急要請を行いました。
認知症の人の場合、家族の面会がないことで不穏状態になり、退所を求められる事例や、入院中に命に係る状態に陥った事例なども出たため、4月8日に団体としての見解をまとめて、県や議員などに届けました。
(富山県A市 2020.05.06)

ひやひやの毎日です
共生型の居場所は閉鎖しています
[NPO事業所]
□スタッフが100名いるので、それぞれの感染予防に注意しております。
マスクの支給や消毒液の配布など、できることは対応させていただいています。
3000枚寄付していただいたマスクは、利用者、スタッフへ5枚ずつ配布しました。
スタッフは手作りマスクなども利用しています。
□現在のところ、サービスを提供している自治体では感染者ゼロの状況ですが、ひやひやの毎日です。
□また、共生型の居場所を6年間、続けていますが、3~9月は休業要請が出ており、閉鎖しています。休業といえども最低限の経費が掛かりますので、自治体に相談していますが、返答待ちです。
居場所の利用者は早く再開を望んでおりますが、フレイル化が心配です。
(栃木県B町 2020.05.05)

ボランティアがになう事業はほとんど休止
□ボランティア系のサービスがほとんど休止になっています。
自治会館を利用したサロン、昼食会、住民団体がになう総合事業サービスB型、傾聴ボランティア、介護相談員の派遣などです。
ボランティアの担い手が高齢者なので、外出自粛で公共交通の利用を避けたり、感染すると重篤になるということで、軒並み活動が中止です。
ケアの仕事も含めて、まさに寄り添うという密な関係を求められるので、難しい問題だと思います。
また、ボランティア活動には感染予防対策を徹底することもできず、業務よりは健康第一になったのかとも思います。
ボランティアとは自発的な活動なのに、ボランティアをあてにした事業企画がいかに無理であるかということが見えたのではないでしょうか。
(東京都D市 2020.05.04)

「居場所」がなくなっています
職員の精神的な負担が大きい
サロン事業の継続が危うい
[NPO事業所]
□「今日用(教養)」があり、「今日行く(教育)」所があり、サロンに通っていた人たちの行き場所がなくなってしまいました。
とくに80~90代のひとり暮らしのみなさんのフレイル化がとても心配です。
□デイサービスでは、飛沫感染予防にビニールで仕切りをするなどハード面の対策をしていますが、介護職員の精神的負担は大きいです。
□サロン(居場所)事業は借家で活動しているので、活動による収入や補助金も減り、家賃負担が大きくなってきました。
デイサービスに休業要請が出た場合、収入が途絶えてしまうので、職員への給与負担が心配です。
また、休業にはなったとしても、法人全体としては収入50%減にはならないので、経済産業省の持続化給付金の対象にはならないので、サロン事業の継続が難しくなるかもしれません。
総会も書面評決になってしまうため、100人以上いる会員との意見交換も難しいです。
(栃木県A町 2020.05.04)

入院中の相談支援がていねいにできません
[市民活動団体]
□入院中の新規の認定者に対して、今までは、入院中に病院に出向いて、心身状況を確認してから、在宅復帰の支援を行ってきました。
しかし、現在は病院での面会ができず、また、事前の家族との面接も十分にできないため、利用者や家族が安心できる「在宅復帰」を支援できているかどうか、不安なところです。
病院などと連携して、電話や書面でやり取りをしていますが、以前のような丁寧さは保てないのが悩みどころです。
(栃木県A市 2020.05.02)

保険者の責任
[自治体議員]
□高齢者の体力の低下や認知症が進むことが心配です。
□通所型サービスの委託を受けていますが、感染リスクを考えると休むぺきか、高齢者の心身の状況を考えると開所すべきか、いつも悩んで、ストレスの塊です。
開設するか否かを委託事業所の判断にまかせるのは、保険者として無責任だと思います。
(愛知県A市 2020.05.02)

デイ休止の訪問による代替は安易
ホームヘルパーを守る方策が悩み
[NPO事業所]
□デイサービスが休止になった場合、ホームヘルプ・サービスで代替すると安易に考えていることを危惧しています。
ただでさえ、ホームヘルパー不足でぎりぎりの状態で運営している事業所が多いのです。
コロナ禍により、ホームヘルパーの処遇を改善してこなったツケがまわってきていると感じます。
また、訪問にホームヘルパー資格のないスタッフの派遣も可能という厚生労働省の通知を知り、現場を知らない措置と非常に憤りを感じています。
□最前線のホームヘルパーを守るために、何ができるか。
ギリギリの生活をしている利用者に対して、ホームヘルパーが行かないという選択はしたくありませんが、危険を回避する方策を毎日考えています。
□4月初旬、保健所に問い合わせたところ、37.5℃以上の熱が2日間(一般は4日間)続いたとには、介護職は指定医療機関に紹介して受診を言われていましたが、現状は自分でかかりつけ医に行く、かかりつけ医がいなければ自分で探すことになりました。
かかりつけ医の判断で保健所に連絡し、そこでPCR検査ができる医療機関を紹介され、陽性と判断されたら、ホームヘルパーには濃厚接触者として保健所から連絡があるとのこと。
それからでは、遅いのです。
ホームヘルパーは複数の利用者を訪問するので、感染が広がった後になってしまいます。
私たちの基準としては、利用者、ホームヘルパー共に毎日検温し、利用者に発熱があれば即連絡して、自宅待機としています。
しかし、ホームヘルパーを休ませることになった場合の給与保障はどうなるのでしょう。
また、デイサービスに行かず、ホームヘルパーのみを頼りに暮らしている高齢者、障碍者に対して、どう支援していくのでしょうか。
数少ないホームヘルパーのうち、ひとりでも発熱で自宅待機させた場合、やりくりがつかない時のことも準備しておかなければなりません。
(千葉県B市 2020.05.01)

ケアマネジメントのリーダーシップと連携
[NPO事業所]
□居宅介護支援事業所ですが、事業所には1人のみ出勤体制にして、あとは在宅勤務で、電話、ファックスで対応しています。
利用者にはケアプラン、サービス利用表は郵送し、モニタリングは電話を基本に、訪問は可能な限り控えています。
電話は24時間対応しています。
職場の週1回のミーティングや月1回の研修会などを休止しているため、よほどしっかりしたリーダシップや連携が必要になっています。
□なお、微熱が続くのに「コロナセンター」(帰国者・接触者相談センター)でCPR対象外と言われ、感染が心配で出勤できない職員がいます。
(東京都A区 2020.05.02)

2月からボランティア活動は中止です
[市民活動団体]
□ボランティア活動のため、高齢者施設の活動、サロン、個人宅での介護家族の会など、2月末からすべて中止になり、外出がなくなった状態です。
地域包括支援センターのみなさんとの交流もなく、アンケートに回答できない状態です。
(埼玉県B市 2020.05.01)

認知症の人と家族の悩み
[市民活動団体]
いくつか相談を受けています。
□施設に入所したばかりなのに、面会禁止となり、認知症の本人が不安定になり、家に帰りたがっていると言われています。
□遠方への移動を自粛するように言われていますが、遠距離介護をしていて、薬のセットに行きたいが、行っていいものかどうか迷っています。
□外出自粛が言われていますが、認知症の配偶者が、タクシーでカラオケやスナックに出かけてしまいます。
□施設を利用していますが、面会禁止のため、食事介助に行くことができません。
□特別養護老人ホームを利用していますが、レクリエーションが中止になり、食事も自室でとることになり、認知症の進行が心配です。
□新型コロナウィルスの流行で、仕事は休みなので、親のデイサービスはお休みしていますが、ストレスがたまっています。
(埼玉県A市 2020.05.01)

訪問系サービスのストレスを感じます
地域活動への参加者も減っています
[市民活動団体]
□困難ケースの緊急避難先(ショートステイ、レスパイト入院、老人保健施設など)探しに、ケアマネジャー、地域包括支援センター、行政は苦慮していますが、なんとかなっています。
□当区では、行政と地域包括支援センター、介護事業所の連絡が日常からうまくいっているため、特に深刻な問題は発生していないと感じます。
□介護事業所は細心の感染症対策でがんばっていますが、ホームヘルプ・サービスと訪問看護のスタッフのみなさんの不安とストレスは相当だと感じます。
事業所の経営も厳しいので、廃業する事業所が出ることが心配です。
□区が主催する介護者の会となど地域活動はすべて休止中です。
私のところでは家族会、認知症カフェの運営は続けていますが、参加者はとても少ないです。
電話やメールでの連絡は結構ありますが、とくに深刻な相談はいまのところありません。
(東京都B区 2020.05.01)

危機感の共有に試行錯誤しています
「在宅のクラスター」は範囲が広くなります
[NPO事業所]
□多くのスタッフがリスクと隣り合わせの仕事をしているので、いつ感染者がでるかもしれない不安を抱いています。
少しでもリスクを少なくして、安全、安心して仕事にあってもらえるように、自治体への働きかけを行っていますが、危機感が薄くて、どうすれば現場の現状を分かってもらえるか、試行錯誤しています。
□配食サービスの配達方法の改善について自治体の担当職員と話し合いましたが、危機感が薄いのため、4月20日、課長宛ての要望書を提出して、一部改善されました。
□4月30日、ホームヘルプ・サービスに感染予防のための装備を支給すること、なんらかの経済的支援をしてほしいことを市長宛に要望書を提出ました。
□非常事態であることについて、同業者であっても、危機感の共有がなかなかできません。
□在宅の要介護者が陽性になった場合、あるいは家族が陽性になった場合、サービス提供者の誰かが陽性になった場合、濃厚接触者になった場合、要介護者の行き場がありません。
4月29日には要介護者を支援する仕組みを作る必要があると、自治体の職員と話しあいの場を持ちました。
施設のクラスター(集団感染)が問題になっていますが、在宅でのクラスターは、家族のほか、介護サービス、医療サービス、配食サービスなど関わる支援者の範囲が広くなります。
(東京都C市 2020.04.30)

感染者を出さないために頑張っています
終息後が不安です
[NPO事業所]
□困っているというより、自分たちの事業所で感染者を出さないために、できる限りのことはしています。
利用者の笑顔がなくならないように頑張っています。
新型コロナウィルスの感染拡大が終息した後に、何が起きているだろうと考えると不安です。
みんな変わりなく、元気で過ごしていられることを願うばかりです。
(千葉県A市 2020.04.28)

事業所は衛生用品が不足
スタッフの心身の健康を守れるか
事業継続にも不安
[市民活動団体]
当区の事業所に聞きました。
[J事業所]ホームヘルプ・サービスを通常営業していますが、家賃負担が重く、3月後半から売上が減り、赤字が確定しています。
必要度が低いと思われる方にはケアマネジャーやご家族と相談の上、サービスを縮小、休止しています。
訪問型サービスは区の要請を受け、3月から休止していますが、準備していたスタッフへの対価の補償はありません。
収益を地域事業にまわす事業運営をしてきたので、今回のような事態に対応する資金的余力がありません。
総会、決算期とも重なり、利用者への対応に追われ、休業補償申請などまで手がまわりません。
また、ホームヘルプ・サービスは最後の受け皿と思って頑張っていますが、ホームヘルパーの仕事には食事介助や口腔ケアなどもあり、健康面が心配です。
利用者には検温、マスク着用などをお願いしているが、実践してもらえない事例もあります。
また、マスクの着用は、耳の遠い利用者との会話、特に入浴介助が心配です。
不安が高まる一部の利用者には、日頃の買い物の量を大幅に超えた依頼があります。
一事業所では、拒否もできず、対応に苦慮しています。
ホームヘルパーの安全をできる限り担保するためにも、行政による現場判断でのサービス変更を可能にする文書など、なんらかの対応をしてもらいたいと強く要望します。
また、ホームヘルパーは非常勤、時間給が多いので、サービスをキャンセルされると収入減に直結します。
身分保障がないなかで、必要度の高いケアは命がけの仕事になっています。
[K事業所]誰が感染しているかわからないので、基本発熱(37.5度以上)のある利用者への訪問は控えさせていただいています。
アルコール消毒液は手に入らず、マスクは薬局に並んでも入手できず、高額なものも購入しています。
ホームヘルプ・サービスは身体介護など密着度の高いケアで、理解力の低下した認知症の利用者も多いのに、感染予防の物品も知識も訓練もなく、無症状感染者もいるという状況なので、サービスの継続に不安があります。
このままでは、ホームヘルパーを守れないと感じています。
[A事業所]デイサービスで感染が起きると大変な影響があるため、再開するタイミングが難しい。
しかし、再開しないと売り上げがないという厳しい状況です。
[B事業所]デイサービスに休業要請、また休業した際の対応について、フローチャートのようなものがあると嬉しいです。
[C事業所]デイサービスの利用者が減っています。また、マスク、特にアルコール消毒液が足りません。
[D事業所]行政を含めて、デイサービスを利用していくよう説明されているが、感染の恐怖から、利用自粛をされる方が多くなっています。
また、利用者が感染したとき、感染経路がわからなくても、施設を休業しなくてはならないのではとビクビクです。
[E事業所]①デイサービスで、アルコール入手が困難で困っています。
②休業補償がないので、休業要請が出ても、休業した方が報酬が多くなるギリギリまで休業せずにサービス提供するつもりです。
要請が発せられて応じない場合でも、必要な利用者にはデイサービス、断念している利用者には電話による代替サービスと併用出来れば、利用者の心身の衰えは緩やかで済むと考えます。
区の財源では実現できないでしょうか。
助成対象になるまで報酬額が落ち込まないと、助成金の申請もできず、長丁場となることを予想されるに、不安です。
③現在、サービスを停止している方が、ケアマネジャーの判断で、ホームヘルプ・サービスに代わってしまうかも、と不安です。
[F事業所]1日の受け入れ人数を減らすために、家族が在宅の利用者にはお休みをお願いしてますが、なかなか受け入れてもらえず、予定より人数を減らせない現状です。
[G事業所]先が読めないこと。マスクやアルコール消毒液がないこと。
職員の不安感を癒す有効な方向が見えないこと。
[H事業所]体温計、マスク、消毒剤が高騰しています。
職員、利用者、または関係者が発症したら、休止=経営継続困難となって、再起不能になるであろうこと。
(東京都C区 2020.04.28)