介護保険制度を中心とする行政情報、各地の市民活動団体の活動などを紹介しながら、みなさんとともに「市民福祉」を考えていくサイトです。

書籍紹介

子どもや女性、障害者、高齢者、市民活動などをテーマとする本を紹介するコーナーです。市民福祉情報オフィス・ハスカップにご寄贈いただいた本もご案内しています

BF113 『老乱』
認知症の人のたどる道本業は外科医の著者は、デイケアなど高齢者医療に関わりながら、「老化という"不治の病"」をテーマに小説を発表している。2003年のデビュー作『廃用身』は、高齢者のマヒした手足を切断して、身体的負担を軽減するというテーマで、「筋トレ」など介護予防の登場とイメージがダブって、怖さを感じた。85歳で前立腺がんになった父親の在宅介護につきあった『人間の死に方 医者だった父の、多くを望まな...
BF112 『新しい幸福論』
「機会の不平等」が招いた「貧困大国日本」の現状本書で注目したのは、格差問題に詳しい経済学の専門家による「格差拡大中の日本」についての分析だ。戦前の日本は「超格差社会」で「超不平等社会」だった。敗戦後、GHQの農地解放、財閥解体などの改革により、格差は劇的に縮小した。それから70年が過ぎ、1980年代のバブル期を経て、高額所得者の所得上昇とともに、相対的貧困率も16.1%(2012年)に増加という「...
BF111 『母さんごめん、もう無理だ』
司法記者たちの貴重な裁判傍聴記帯に「98歳の母の首に、74歳の息子が手をかけた」とあったので、介護殺人の本かと思ったのだが、朝日新聞デジタル版「きょうも傍聴席にいます」からピックアップした29編の裁判レポートだった。エリート官僚のインサイダー取引や成年後見人になった人権派弁護士の横領、司法試験の問題を教え子にもらした大学教授...。「そういえば、そんな事件があったな」と甦るケースばかりだが、報道後...
BF110 『医と人間』
病気別の胃ろう増設の是非医学・医療は現在、非感染性疾患(糖尿病や冠動脈疾患など慢性の病気)や精神疾患、発達障害の増加が世界的傾向なのだそう。また、高齢者の増加と医療技術の進歩に伴う医療・介護費の高騰も世界的大問題という。本書は再生医療や先制医療など「医学の最前線」と、チーム医療、ホスピス・緩和ケアなど「医療の現場」の二部構成で、11人の医療専門家が執筆している。注目したのは「胃ろう問題と死生学」(...
BF109 『日本の年金問題』
非正規労働者の将来危機と最低所得保障のあり方介護保険の利用者は500万人を超えたが、認定を受けてもサービスを利用しない「未利用者」も100万人を突破した。「家族がいるから」「まだ必要ないから」といった理由が散見されるが、実態調査はなく、経済的な理由で「未利用者」になっている人も相当数いると思われる。介護保険サービス利用者の平均年齢は82歳を超え、年金収入に頼る人がほとんどなので、本書を読んでみた。...
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