介護保険制度を中心とする行政情報、各地の市民活動団体の活動などを紹介しながら、みなさんとともに「市民福祉」を考えていくサイトです。

書籍紹介

子どもや女性、障害者、高齢者、市民活動などをテーマとする本を紹介するコーナーです。市民福祉情報オフィス・ハスカップにご寄贈いただいた本もご案内しています

BF107 『長いお別れ』
認知症介護の「ロング・グッドバイ」タイトルを見たとき、古典的名作のハードボイルド小説(レイモンド・チャンドラー)と同名なので、ちょっと敬遠気味だった。チャンドラーのタイトルは「ザ・ロング・グッドバイ」で清水俊二の名訳と言われるが、本書では、長期介護をアメリカで「ロング・グッドバイ(長いお別れ)」と呼ぶことを教えられた。東昇平は中学校の校長を退職し、公立図書館館長という名誉職も終えて、妻・曜子とふた...
BF106 『話が長くなるお年寄りには理由がある 「老年的超越」の心理学』
くよくよしない超高齢者の「離脱理論」著者は高齢者心理学が専門。タイトルの「高齢者の話が長くなる理由」には、①周辺や背景などすべて話して正しく伝えようとする「誠実さ」、②記憶をたどり正確に話を思い出す「認知機能的な側面」、③自分のペースを保つ「枠に囚われない姿勢」があるという。だが、本書は「話が長くなる理由」より、「老年的超越」という聞きなれない言葉の説明が中心になる。調査やインタビューの結果、70...
BF105 『仕事と家族 日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか』
「女性は男性ほど稼がない」保守主義の国についての多面的考察日本の女性は、1970年代半ばが専業主婦割合のピークだったが、それでも「5割を超す程度」だったと教えられてちょっと驚く。一方で「女性が働くことが深刻な出生率の低下をもたらしている」という主張があるが、女性の就労と出世率に相関はないそうだ。では、なぜ出生率は低下の一途なのか。国外をみれば、アメリカとスウェーデンは「男性も女性も活発に稼ぐ国」で...
BF104 『ぼくはアスベルガー症候群』
誤解されやすい障害著者は42歳の会社員で既婚、8歳になる息子がいる。アスベルガー症候群とは「自閉症の中で知的発達の遅れがないもの」で、人づきあいが苦手、冗談が通じないといった特徴はあるが、「ちょっと変わったヤツ」と思われて見過ごされがちという。著者がみずから障害を疑い、確定診断を受けたのは40歳のとき。だが、それ以前から他人の話を理解するのが苦手で、思っていることをすぐ口に出すなど苦い経験を重ねて...
BF103 『陽子の一日』
在宅死の困難陽子は信州の総合病院に30年間、勤務してきた医師。シングルマザーとして息子を育て上げ、今年還暦を迎えた。ある朝、病院での研修を終えたばかりの桑原からメールを受け取る。そこには黒田という患者の「病歴要約」が添付されていた。黒田は陽子のかつての同僚で、48歳で病院を辞め、「ここから車で2時間ほど山のなかに入った村」で診療所を開いた。「病歴要約」とは医師による患者の病気の記録らしい。小説は...
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