映画紹介
子どもや女性、障害者、高齢者などをテーマに、「福祉的こころ」を考えさせてくれる映画を紹介しています。分野がちがうのではないか、という作品もありますが、ハスカップのおすすめ作品です
高齢化率50%を超える神和田村の診療所から医師が失踪した。「月給2000万円だってさ」とつぶやく刑事。「4年間も無医村で、医者探しに苦労したんだ」と嘆く村長...。ミステリー風の導入から一転、失踪した医師・伊野和雄(笑福亭鶴瓶)の村での日々がコミカルに回想される。研修医・相馬啓介(瑛太)の赤いスポーツカーに乗り、緑あふれる田園地帯を診察にまわる伊野と大竹看護師。だが、交通事故で診療所にかつぎこまれ...
2010/05/20
72歳のハリー(アート・カーニー)は、元高校教師の年金生活者。妻に先立たれ、猫のトントとアパート暮らし。トントをリードにつなぎ、一緒にニューヨークの下町を歩けば、ベンチには友だちがいて、雑貨屋のおやじとは軽い下ネタが楽しめる。しかし、愛着のあるレンガ造りのアパートは、取り壊されることになった。「年寄りが家をなくせば、ただの放浪者だ」、「リア王と一緒だ」とつぶやくハリーだが、郊外に暮らす息子の家にし...
2010/05/20
マルタ(シュテファニー・グラーザー)は80歳。夫を亡くして8ヵ月。すっかり落ち込んで、教会の礼拝に出る気力もない。いつもマルタと手作りケーキを楽しみ、カードゲームに興じるリージ、フリーダ、ハンニの3人がなぐさめるが、夫が残した雑貨店を切り盛りするのもおっくうな日々。舞台はスイス、エメンタール地方。あざやかな緑の牧草地に囲まれた村が美しい。スイスアルプスといえば民謡ヨーデル。マルタの村にも男性合唱団...
2010/05/20
映画のはじまりは、全身マヒの主人公が意識を取り戻し、ベッドの上から左目だけで眺める風景を描き出す。あわただしく出入りする医療スタッフ以外は、斜め上に設置されたテレビ画面しか見ることができない。顔を近づけて語りかけるリハビリテーション・スタッフにも、声を出したり、身動きしたりする反応はできない。主人公のジャン=ドミニク・ボビー(マチュー・アマルリック)は実在の人物で、世界的ファッション雑誌『エル』の...
2010/05/20
フィオーナ(ジュリー・クリスティ)とグラント(ゴードン・ピンセント)は結婚生活44年目。湖のほとりに住み、一緒にクロスカントリーに出かけ、家事をし、読書するのを日課とする、仲むつまじい知的カップル。しかし、穏やかな暮らしは、フィオーナがフライパンを冷蔵庫にしまうなど初期認知症の傾向が現れて、急変する。凍てつく冬の夜をさまよう妻をグラントは必死で探す。そして、事態を冷静に理解したフィオーナは、みずか...
2010/05/20