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福祉のまちづくり、外出と交通のバリアフリー、老いのセクシュアリティ、ソーシャルワーカーのアイデンティティ、介護保険の見直しに関する考察と多岐にわたる一冊。
表題に使われている「協生」は著者の造語で、本来の共生の実現を願い、ポスト共生、脱共生の意味で使用しているそうです。
介護保険の要介護認定は、高齢者の日常生活を歩行(ADL)だけで判断し、外出を通してなされる社会参加への自立度(IADL)を含めて生活であるという
視点が欠落し、要介護認定のための訪問調査の質問項目のほとんどがADL評価であり、「問題行動を問う項目はあっても、『買い物』や『炊事』ができるかど
うかを問う項目はない」と指摘。
介護保険の基本が自立支援であるなら、自立(IADL)を支える家事援助サービスが基本とされるべきだと主張します。
(井上由美子著・明石書店・2200円)

協生の福祉―もうひとつの援助技術論