子育てがひと段落した女性たちのなかには、「夫とふたりで老いていくのは、あまり楽しくなさそう」という漠然とした不安、配偶者に先立たれるなどシングルになったら「気の合う人たちでいっしょに暮らしたい」という潜在的な願望があります。
では、実際に血縁や婚姻関係を超えた暮らしをしているのは、どのような人たちなのか?
著者ふたりは多世代型集合住宅「コレクティブハウスかんかん森」、20代から60代まで男女7人が暮らす「松蔭コモンズ」、入居者参加型高齢者住宅「ライフハウス友だち村」、グループリビング「COCO湘南台」を訪ね、10人の入居者にインタビュー。
自分で設計する「選択縁」の暮らしには、ほどよい距離と対等な関係づくりが不可欠。
(島村八重子・寺田和代著・春秋社・1700円)
